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岩手県一関市の「南部神楽」を見る [民俗芸能]

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先日、岩手県一関市で伝承されている「南沢神楽」を見ました。
これは岩手県南、宮城県北地方に伝えられている「南部神楽」の中の
十の神楽系のうちの一つ。もともとは羽黒山の修験者たちによって
伝えられたもののようです。今はたった二十八戸の集落が
伝統を守っているというから、ちょっとすごいです。
残っていてよかったなあ。もちろん守るのは生半可ではないでしょうけれど。

写真は「鶏舞」の衣装の踊り手さん。
これが華やかで、いい踊りでした。

↑ちゃんと映像もアップしてくれてるのねー。嬉しいです。
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秋田の美しい芸能「本海獅子舞番楽」を見る [民俗芸能]

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踊りといえばなんでも大好きな私。
この週末、秋田の伝統芸能
「本海獅子舞番楽」(ほんかいししまいばんがく)を
九段まで見に行きました。

秋田の名峰・鳥海山をのぞむ秋田県由利本荘市鳥海町に受け継がれている
勇壮な伝統芸能が「本海獅子舞番楽」です。
江戸初期に京都からやってきた修験者・本海行人が伝えたので
この名前がついたとか。「番楽」というのは、武士舞を指すとのこと。
県指定無形文化財になっています。

地域には13の講中があって、この日は「猿倉講中」と「下直根講中」が
わざわざ秋田から上京してくれたのでした。
当日、七演目を披露してくれましたが、三つご紹介します。

写真右上の烏帽子を被った一人舞が「三番叟」です。
猿倉講中の若手が舞っていて、初々しく、
しかし中学生の頃から十年ほど踊っているというので、踊りは大変結構。
修験道の名残をとどめる古い錫杖から静かな錫の音がします。
以前、野村萬斎さんの「三番叟」を見たことがありますが、
あの素晴らしい洗練とはまた違う力が満ちています。
見たこともない場所ですが、彼らの故郷の地の力なのでしょう。

写真左上は「三人立(神之舞)」です。
高天原に四方の神々を集めての神遊びのひとつ。
三人の武者が扇と錫杖と太刀を使って踊ります。
写真は扇の場面ですが、この後の太刀の振りがすごい。
三本の太刀の元と先を三人がそれぞれに持って、
太刀の三角形を作るんです。
足拍子を合わせて、太刀を上下させ、その下をさっとくぐり
三人がぐるぐるとまわりながら、太刀と人が息をつかせぬ空間を創る。
まさに勇壮な太刀舞です。

写真下は「祓い獅子」。舞台の最初に行われる演目で
家内安全、健康祈願の獅子舞です。
遣い手は下直根講中のベテランさんで、見事な獅子でした。
一番手に出てきたので、今まさに舞い始めるという前、
緊張しながら、客席をじっと眺めていたのが印象的でした。
やはり東京で演じるというのは、空気も違うし、人も違うしね。

東京にいるからか、世界中、日本中のあらゆる舞い踊りが見られるのですが
まるで八百万の神様が集まってくる神無月の出雲大社みたいなものかな。
恐るべき贅沢ぶりです。
しかし故郷にこんな素晴らしい芸能があるというのは羨ましい限り。
私もそういう土地に生まれてみたかったなぁ。一生、当事者になれない妬み。
(あ、でも番楽は男しか踊れないから、男に生まれ変わらないと)
機会があれば、ぜひ秋田で番楽を見てみたいものです。

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