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「きもの文化と日本」読了 [読書日記]

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国際経済学が専門の伊藤元重さんと、
きもの小売業「やまと」の社長の矢嶋孝敏さんの対談本。
内容的には矢嶋さんがきもの業界の過去未来をどんどん語り、
伊藤さんが合いの手を入れているスタイルで読みやすい。

現状の日本のきもの消費は戦後最盛期の7分の1とか。
まだそんなにあるのか、と思うくらいののりだけど
私のような着物好きも根強いのかもしれない。
訪問着という言葉は三越さんが作った新語だとわかって面白かった。
着物の細かなルールみたいなものって、
どうでもいいというのもわかって、ちょっと安心。
なんとなく「これでいいのかな」と思いつつ着ていたから。
洋服だとそんな心配しないのだから、
着物でも同じ理論でいけるのは当たり前かも。

ちょっと面白かった矢嶋さんのセリフは
「きものは脱いだら平面になっちゃう。着ることでようやく形が生まれるわけ。
衣服というより、高度なラッピングをやってるような感覚だよね」

そうだなぁ。確かにラッピングだ、と思いながら
思わず笑ってしまった。
どうりで毎回、同じに着付けたつもりで、毎回違うわけだ。
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山の恐怖話「山怪」は夜読むと、ホント怖い.... [読書日記]

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新聞の書評だかで見つけて、
もともと昔は山岳小説が好きだったし、
(自分ではまったく山歩きなんかしないけど)
「月山」なんか何度も読んだし。
で、これもそんな気分で読みだしたら
めちゃ怖いのだった。
山で出会う恐ろしいものたち。
なぜか迷い続けてしまう道。
話が現代なのに、内容はいつの時とも知れず。
雨降る夜中なんかに読むと、ますます怖い。

山の中って、やっぱり普通じゃないんだな。

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カラマーゾフの兄弟、やっと読了 [読書日記]

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この上中下、実に1年くらいかかったかな。
ようやく読了。下巻に突入してからは
スピード感が出てきた。

この作品の最後のところがいいな。
死んだ少年を悼む仲間の子どもたちと
カラマーゾフ兄弟の三男アリョーシャ。
アリョーシャが長く語る言葉が美しい。

この瞬間、幸福で善良だったことを一生覚えておこう。
それが自分を救ってくれるかもしれない。
ここに集まったことは一生忘れない。
人生を恐れてはいけません!
何かしら正しい良いことをすれば、人生は実にすばらしいのです!

この死んだ少年のエピソードも長いのだけど、
そしてこの子の家庭に悲惨なこと。
いろいろなできごとがあって、そして
ちょっと泣けるシーンなんだな。



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『愛しきシングル・ウーマンへ』を読んでみた [読書日記]

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 今、結婚していても年を取れば、女は1人になる可能性が高くなる、という発想からかな。女性ひとり本みたいなもの、けっこうある気がする。これもそのひとつ。「自分に自信が持てなくなったとき」「未来が不安になったとき」「愛することに疲れたとき」などなど、女性の不安をついてるなぁ。
 一、二見開きでひとつのコラムのようになっていて、ポイントは太ゴシックで強調。読みやすい。で、私の気に入った名言はどれかな。「成長する気持ちを忘れないこと」「あるものに感謝すること」「執着しないこと」「人と比べないこと」「自分の足で前に進み続けること」というのが、彼女の「戒め」だそう。これ、いいよね。
 あとは「仕事以外に好きなことを10年続けてみる」とか、心の空模様を変える「10秒瞑想」。「目を閉じて顔を上げ、ゆっくりと深呼吸を繰り返しながら、雲の間から青空が広がっていく様子を想像します。そして澄み切った青空を心に焼き付けたら「ぱっ!」と目を開けます」
 というやつ。まだやってないけど、いつかやろうか。悲しくなったときとかね。

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それでも私たちが中国に住む理由って? [読書日記]

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『在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由』
(在中日本人108人プロジェクト編)という本を読んだ。
108人の在中日本人が中国でどう考え、どう暮らしているのかを
それぞれに証言した一冊。
特に尖閣国有化後の反日デモが起こったとき、
どうだったかが体験的にいろいろ語られている。
人が大勢がでてきて、いろんなことを言うというたぐいの本は
あまり好きでなかったけど、これは読ませるな。
隣国なのに、これほどの情報ギャップがある。
日本人って、北京のことより、パリのことのほうがよく知っているかもね。

いろんな日本人もいれば中国人もいるという
普通のことが描かれた本なわけだが、
こういうものを改めて読んで面白いと思えるというのも、
まったくもって両国の間は遠い。
もっと頻繁に行き来すれば変わってくると思うのだけど。

といっても、私も十年来、中国は行ってなかったっけ。
で、最近の北京の空気状況はどうなんだろ。

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下北沢の古本屋で本を買う [読書日記]

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久しぶりに下北沢へ行ったので
ぶらぶらしていたら古本屋を見つけた。
七月書房というらしい。
http://julybooks.jugem.jp/
入ってみたら、ああ、こういう雰囲気ねという品揃え。
ブラッドベリ、村上春樹、柴田元幸、オルハン・パムク、
バロウズ、白州正子、幸田文、SFいろいろ、マンガもあるよとかね。
で、悩んだ末にこんな品揃え。
「心臓を貫かれて」は、もしかしたら2度目買いかもなぁ。
そろそろ読まねば。



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あの恐怖の害虫について深く考察する本 [読書日記]

おうちで発見される、あの害虫といえばもう
コレしか居ません。ゴキブリです....。
ほんとに恐怖な虫なんですが、こいつらを大量に飼育し
まじめに研究し、退治する方法について考察した本がこちら。

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最初はページをめくるのすらキョーフでしたが、
非常に興味深い内容で、ついつい没頭。
ゴキブリについて、いろいろ勉強になりました。
曰く、彼らはすぐに喉が渇いて、ごくごく水を飲むとか、
風に当たるのが大嫌いとか、
5ミリの隙間が特に好みだとか、なんでもかんでも食べるし
消化しちゃって、その理由は胃から腸に向かう場所に
第二の歯があるからだとか。

この本のお役にたつところは、ゴキブリの徹底退治方法を
懇切丁寧に説明している部分です。
基本は家の中に余分なものを置かず、きれいに掃除しておくこと。
3ミリから10ミリくらいの隙間はしっかりつぶす。
あとは不要になった段ボールを室内に置かず、
外に保管することとか、植木鉢に注意とかはさっそく実行中。
絶版になっているのがもったいないような、お役立ち本ですよ。

あ、ちなみにゴキブリの語源は「御器かぶり」だそうな。
ひっくりかえした器をかぶったような姿だから、とか、
器に残っている食べ物をかじっている姿からきているとか。
ゴキブリでなく、御器かぶりという旧名で呼ぶと、少し優雅に見えるな。

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日本は社会保障と戦争中。 [読書日記]

先週、『社会保障の不都合な真実』という本を読了。

社会保障の「不都合な真実」

社会保障の「不都合な真実」

  • 作者: 鈴木 亘
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2010/07/16
  • メディア: 単行本


いろいろ不都合な真実がいっぱいあって、頭を抱えるが
いまだに高度成長時代の成功モデルから抜け出せないというのが
もっとも不都合だというのがわかった。で、どうしたらいいかの。
解決法はひとつひとつ地道に、なわけです。

少子高齢化なんだから、
年金なんか積み立て方式に変えろというのは、もう当然。
怖かったのは病院における貧困ビジネスの話。
診療報酬の高い心臓カテーテル手術を月二十件のノルマでやって、診療報酬を荒稼ぎ。不必要な手術や死亡例もあるらしい。
やられる側は他に行く場所もない高齢者だから
ひたすら我慢で、最後は死んでいく。恐怖の収容所になってるよ......。

眺めていて、これはやばい度最高値は、コレ。
政府債務対GDP比の長期的推移図です。
スクリーンショット 2012-06-30 18.19.13.png

1945年と、今と、山の高さは同じ。
1945年はアメリカとの戦争だけど、
現在の日本は景気あるいは社会保障と戦争をしているそうな。
解決方法としては急激なインフレ。国債と銀行貯金は紙くずになる。
著者はIMFという黒船が来ないと日本は自力改善はできないだろうと諦めている。
高齢者や業界団体の既得権益を弱め、少子高齢化、人口減少社会に適応した社会保障制度へモデルチェンジを図るべきである------って、もう、そのとおりです。
「高度成長期の社会保障制度をひきずる日本人にその意識改革が可能だろうか。エックスデーを迎える可能性が高いように思われる」だって。怖いよ、この予言。




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本好きをずるずるとそそる、丸善本店の松丸本舗へゆく。 [読書日記]

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昨日の仙台旅行記はさすがに辛く重かったので
少し目先を変えてみます。

先週、かねてからのぞいてみたかった
丸善本店の4階にある「松丸本舗」へ行ってみました。
http://www.maruzen.co.jp/shopinfo/matsumaru/
「知の巨人」こと松岡正剛氏プロデュースによる、ちっちゃな本屋さんみたいな感じ。
迷路みたいに本棚が組んであって、あろんなキーワードで本が並んでいて
まぁ、いわば松岡さんの脳みそが本棚になった的な雰囲気です。

本棚迷路に入ってみて、実はもっとオッサンぽい品揃えかと思っていたら
(丸善本店は東京駅のすぐそばにあり、客層はサラリーマンばっかり)
まったくそんなんではなく、ソソラレル本がいっぱいありました。
購買意欲でてきちゃってヤバイです。
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『花終る闇』と震災とおしゃれのこと。 [読書日記]

ファッション誌に書く原稿はどこかで勢いが必要に思って
文章を書く前とか、書いている最中とかに
開高健の本を読むのです。全然、女性誌とは関係なさそうだけど。
なんとなく。なんだかこの世をしぶとく抱きしめているような感じがいいのだと。

今も『花終る闇』をだいぶ読み進み、
彼が終戦直後の大阪を回想するシーン。
地下鉄の構内の暗がりではボロを着たたくましい男が
水たまりに顔をつっこんで死んでいた。
とか。
若い復員兵が満員電車からふり落とされて死んで、脳と肉の破片が散らばり
とか。
ちょっと彼の匂いがきつすぎた。

これでおしゃれ話に戻ろうとしたけど、なんだか階段ふみはずして。
その先には、先週見た気仙沼の荒廃が浮かぶ。

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